今現在 超Blueでございます。
先日の梅若会納会にて安達原を勤めさせていただきました。
まず悩んだのが前シテの謡い方!初演の時の先生のお稽古にて、やはり自分の中では「鬼」
のイメージがありましたから強めに謡っていました。しかし先生の お直しで 「そんなに強く謡ったらダメだよ!はじめから鬼ではないんだよ!」とご注意をうけました。そのお言葉が強く残っていて 今回も前シテは寂しげに・・・と・・・しかし先生のご注意!「弱すぎる!」・・・・・・・・・・・・
悩みました!(まあ先生の仰ったのは単なる謡の強弱ではなく 更なる謡のテクニックを仰っていたのだと思いますが・・・)
そして当日の番組に付いている先生の演目解説を読み、何となくですがもやもやが取れました。小書き「黒頭」では人間的なものがなくなり、獣性が強く出、鬼になります。つまりシテの悲しみが出にくくなります・・・と。
出番前に先輩の山崎正道さんに自分ではこう思って申し合わせで謡を謡ったというような事を相談した時にその強さ(鬼であることの)は悲しみ、また今までの自分のしてきたことへの悔やみ(閨の中を見れば皆さんも分かりますよね!)などなどをその強さで表す・・・う~ん文字にすると表しにくい・・・とにかく安達原の大元は変わらずにその表現の仕方が変わるということです。
しかしまたまた壁にぶち当たりました!!!難しい・・・
お弟子さんからも「強すぎた感がありましたが・・・」と言われましたが、「これこれこういう訳です!」と説明いたしました。「やはりそういう専門的な事までは私達には分かりませんね!」と仰っていました。
そういえば前に国立にて先生の能 高砂 のツレを勤めさせていただいた時の事を どなたかがブログでお書きになっていて 「ツレはお婆さんなのに 謡が高すぎた!」とお書きになっていましたが、これも私達がおそわったのは、初番目物(ワキ能)のツレはシテも含めて神の化身が多いので、(本来の姿になり現れる後シテの役柄、前シテと後シテが別の人物の物は違いますが)竹を割ったように スカッと 爽やかな感じで と習っていますので スカッと高めに謡ったんですが・・・でもやはり 見た目お婆さんなのに一見違和感はあるんでしょうね!難しい!
Blueな訳 1
わくかせわで糸を繰る所で、面をつけているので見えないんですが、私の右手で廻している糸車がとても重い事に気付き 「左側の糸車のどこかを 左手で糸を取った時に引っ掛けたか 絡んじゃったのか・・・」と思って廻してたんですが、DVDで見たら下の台ごと回っていました・・・
ありえない事が起こっていました・・・
Blueな訳 2
はい 後シテの後半で安座した時に バリッと 下の腰巻の後ろ お尻から下までを 破きました。(ノ_・、)シクシク(おっ!この顔文字右手でシオってるみたい!)見にこられた皆々様!大変お見苦しい感じで申し訳ございませんでした。(_ _(--;(_ _(--;
言い訳ですが、もともと太ももが太いのでなかなか安座は・・・
前回記事に書きました 間狂言!!!如何でしたか!?最近このブログに出ませんが、則重則秀兄弟の父上 山本則俊先生が間を演じてくださいました。
鸞の会の時の野守の写真を写真家の森田先生にいただきました。森田先生は家では 先生や晋矢さんを撮っていらっしゃる方で、最近家の父も撮っていただいていて、私も便乗して撮っていただきました。有難うございました。
先日の梅若会納会にて安達原を勤めさせていただきました。
まず悩んだのが前シテの謡い方!初演の時の先生のお稽古にて、やはり自分の中では「鬼」
のイメージがありましたから強めに謡っていました。しかし先生の お直しで 「そんなに強く謡ったらダメだよ!はじめから鬼ではないんだよ!」とご注意をうけました。そのお言葉が強く残っていて 今回も前シテは寂しげに・・・と・・・しかし先生のご注意!「弱すぎる!」・・・・・・・・・・・・
悩みました!(まあ先生の仰ったのは単なる謡の強弱ではなく 更なる謡のテクニックを仰っていたのだと思いますが・・・)
そして当日の番組に付いている先生の演目解説を読み、何となくですがもやもやが取れました。小書き「黒頭」では人間的なものがなくなり、獣性が強く出、鬼になります。つまりシテの悲しみが出にくくなります・・・と。
出番前に先輩の山崎正道さんに自分ではこう思って申し合わせで謡を謡ったというような事を相談した時にその強さ(鬼であることの)は悲しみ、また今までの自分のしてきたことへの悔やみ(閨の中を見れば皆さんも分かりますよね!)などなどをその強さで表す・・・う~ん文字にすると表しにくい・・・とにかく安達原の大元は変わらずにその表現の仕方が変わるということです。
しかしまたまた壁にぶち当たりました!!!難しい・・・
お弟子さんからも「強すぎた感がありましたが・・・」と言われましたが、「これこれこういう訳です!」と説明いたしました。「やはりそういう専門的な事までは私達には分かりませんね!」と仰っていました。
そういえば前に国立にて先生の能 高砂 のツレを勤めさせていただいた時の事を どなたかがブログでお書きになっていて 「ツレはお婆さんなのに 謡が高すぎた!」とお書きになっていましたが、これも私達がおそわったのは、初番目物(ワキ能)のツレはシテも含めて神の化身が多いので、(本来の姿になり現れる後シテの役柄、前シテと後シテが別の人物の物は違いますが)竹を割ったように スカッと 爽やかな感じで と習っていますので スカッと高めに謡ったんですが・・・でもやはり 見た目お婆さんなのに一見違和感はあるんでしょうね!難しい!
Blueな訳 1
わくかせわで糸を繰る所で、面をつけているので見えないんですが、私の右手で廻している糸車がとても重い事に気付き 「左側の糸車のどこかを 左手で糸を取った時に引っ掛けたか 絡んじゃったのか・・・」と思って廻してたんですが、DVDで見たら下の台ごと回っていました・・・
ありえない事が起こっていました・・・
Blueな訳 2
はい 後シテの後半で安座した時に バリッと 下の腰巻の後ろ お尻から下までを 破きました。(ノ_・、)シクシク(おっ!この顔文字右手でシオってるみたい!)見にこられた皆々様!大変お見苦しい感じで申し訳ございませんでした。(_ _(--;(_ _(--;
言い訳ですが、もともと太ももが太いのでなかなか安座は・・・
前回記事に書きました 間狂言!!!如何でしたか!?最近このブログに出ませんが、則重則秀兄弟の父上 山本則俊先生が間を演じてくださいました。
鸞の会の時の野守の写真を写真家の森田先生にいただきました。森田先生は家では 先生や晋矢さんを撮っていらっしゃる方で、最近家の父も撮っていただいていて、私も便乗して撮っていただきました。有難うございました。
by kakutou-noh-actor
| 2008-12-23 15:48
| 演能後に思うこと…と