謡い・・・
我が師であります六郎玄祥師匠の仰る究極の謡・・・
謡の流れの中で(メロディーライン)ハル!メラス!(少し調子を上げたり、下げたり)
などのテクニックを最小限に使い、それだけで雰囲気!場面!感情!を変える・・・
今現在の先生でさえ「自分にはそれが出来ない為に、少し使うのではなく、極端に変化を
つけて謡う」と仰っています(これは先生ご自身の中での事だと思います。我々から見
れば、先生ですら日々葛藤されてるんだ!!と感動する事柄です!!!)
能で観るならば、その役の格好で、動きもあり、お囃子もあり、と分かりやすい・・・
しかし素謡ならばどうでしょう!?!?
紋付袴の我々が舞台上に並んで座り、謡のみ・・・
これで雰囲気・情景・各々の役etcを表現しなければならない・・・
私は物心付いてから今の先生にお稽古を受けており、目標も(恐れ多いですが(゚O゚;))
今の先生で、謡も型も全てそれを取り入れ精進しております。
父とはまた違った面から能に取り組んでいます(元は一緒なんでしょうが・・・)
たまに父が昔のテープを引っ張り出してきて大音量で聞いている時があります・・・
(人がテレビ見てる横でですよ(" ̄д ̄)けっ!)
先代の先生や、父が最初に弟子入りした山口直知先生や、おワキの名だたる先生方の
名人の時代の謡のテープです。
ここ何年間か私の中で考えているのが、メロディー重視の謡と言葉重視の謡です。
我々は玄祥先生から 「言葉は大切に!!!」と習ってきました。言葉で書くと
難しいのですが、先代の先生に習った父たちはメロディー重視の謡!我々は言葉
重視の謡!の様な気がします。
そして役柄での調子の違い!女性でも年齢によっての変化!男性の同じような変化!
神様、化け物、その役柄の位の上下!etc
その先生によっては、女性だから、男性だから(役柄によって)と言って調子は変えない!
という事を仰いますが・・・
玄祥先生に直接お聞きしたことは無いのですが、私個人が先生の謡を拝聴し思うに、
「やはり 少しでも変えてるように聞こえる!」これを軸に謡を勉強しています。
皆様 これからの観能にて感じてみてください。
前回写真を入手出来ずに文面だけでの登場でした井上真綾姫です。
「海人」の子方に引き続き今回は「花筐」の子方でした。
「ちょい顔が固いなぁ・・・」
「今日は緊張してるの!?」
「少し緊張してる・・・」
「海人の時は、あれだけ謡いがあり、動きもあって、今回は謡いも無いし・・・
なんで!?」
「( ̄ヘ ̄)ウーン」
わかります。謡いなどが何もないと区切りの部分すら分からず、自分の中で不安な
感じがあるのかも・・・と
でも楽屋にいてもあまり緊張してなさそうでしたが・・・先が楽しみです。
親子揃っての2ショット!!!
おつかれさまでしたヽ(`○´)/
我が師であります六郎玄祥師匠の仰る究極の謡・・・
謡の流れの中で(メロディーライン)ハル!メラス!(少し調子を上げたり、下げたり)
などのテクニックを最小限に使い、それだけで雰囲気!場面!感情!を変える・・・
今現在の先生でさえ「自分にはそれが出来ない為に、少し使うのではなく、極端に変化を
つけて謡う」と仰っています(これは先生ご自身の中での事だと思います。我々から見
れば、先生ですら日々葛藤されてるんだ!!と感動する事柄です!!!)
能で観るならば、その役の格好で、動きもあり、お囃子もあり、と分かりやすい・・・
しかし素謡ならばどうでしょう!?!?
紋付袴の我々が舞台上に並んで座り、謡のみ・・・
これで雰囲気・情景・各々の役etcを表現しなければならない・・・
私は物心付いてから今の先生にお稽古を受けており、目標も(恐れ多いですが(゚O゚;))
今の先生で、謡も型も全てそれを取り入れ精進しております。
父とはまた違った面から能に取り組んでいます(元は一緒なんでしょうが・・・)
たまに父が昔のテープを引っ張り出してきて大音量で聞いている時があります・・・
(人がテレビ見てる横でですよ(" ̄д ̄)けっ!)
先代の先生や、父が最初に弟子入りした山口直知先生や、おワキの名だたる先生方の
名人の時代の謡のテープです。
ここ何年間か私の中で考えているのが、メロディー重視の謡と言葉重視の謡です。
我々は玄祥先生から 「言葉は大切に!!!」と習ってきました。言葉で書くと
難しいのですが、先代の先生に習った父たちはメロディー重視の謡!我々は言葉
重視の謡!の様な気がします。
そして役柄での調子の違い!女性でも年齢によっての変化!男性の同じような変化!
神様、化け物、その役柄の位の上下!etc
その先生によっては、女性だから、男性だから(役柄によって)と言って調子は変えない!
という事を仰いますが・・・
玄祥先生に直接お聞きしたことは無いのですが、私個人が先生の謡を拝聴し思うに、
「やはり 少しでも変えてるように聞こえる!」これを軸に謡を勉強しています。
皆様 これからの観能にて感じてみてください。
前回写真を入手出来ずに文面だけでの登場でした井上真綾姫です。
「海人」の子方に引き続き今回は「花筐」の子方でした。
「ちょい顔が固いなぁ・・・」
「今日は緊張してるの!?」
「少し緊張してる・・・」
「海人の時は、あれだけ謡いがあり、動きもあって、今回は謡いも無いし・・・
なんで!?」
「( ̄ヘ ̄)ウーン」
わかります。謡いなどが何もないと区切りの部分すら分からず、自分の中で不安な
感じがあるのかも・・・と
でも楽屋にいてもあまり緊張してなさそうでしたが・・・先が楽しみです。
親子揃っての2ショット!!!
おつかれさまでしたヽ(`○´)/
by kakutou-noh-actor
| 2010-02-21 21:34
| 演能後に思うこと…と