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いろんなこと
またまた間が空いてしまいましたm(__)m
b0136198_18583358.jpgネタが貯まりに貯まってしまいましたのでちょっとずつ書きたいと思います。
その1 先月の九州学生能の初日の夜遅く(学生能の後に柳川の御花の御前能がありましたから)福岡のホテルに戻った後に居酒屋にでも飲みに行こうか?と言う事になりb0136198_18585677.jpg 観世喜之先生観世喜正氏に師事されてる シテ方古川充さん 藤田流 笛方 竹市学さん 山本則重則秀兄弟 梅若能楽学院事務局長?山本祥一さんと6人でホテル近くの居酒屋に行きました。当然私はiCレコーダーを持っていき 座談会 座談会♪ と 思っていたのですが… やはり人数が多いと… 私的には その日学生能にて 半能 船弁慶のシテの平知盛役を 私と古川さん 笛を竹市さんb0136198_18594499.jpg お狂言の船頭役を山本則重則秀兄弟がそれぞれ勤めさせていただいたので その話し合いをと思っていて、古川さんと竹市さんと3人でシテの平知盛が幕より出てくる所の早笛という出囃子のお笛の事や 観世喜之先生のb0136198_190788.jpgお家の型(動き) 梅若家の型 等々を 3人で話していると…則重「さわやかパンク…」とか則重「ラモーンズって知ってます?」とか 合間合間に(iCレコーダーのを聞き返していると) 直隆「くぅおらぁぁぁぁ~っ 何の話しとんじゃぁぁぁ~っ…この音楽馬鹿共がっ!!」 一同 大爆笑 …やはり多人数では難しい… 同じ山本繋がりなのか則重則秀祥一3人は音楽の話をしてました。b0136198_1911047.jpg
まあその後にお狂言の船頭役の細長い竹竿を持って義経 弁慶 一行が乗る船の舵取りをする様々な型と 波の穏やかな面 荒々しい面を表す囃子事 の話もしましたけど…一応ホロー
b0136198_1912753.jpg同じ観世流内でも各家々にて動きが違ったり謡方が違ったり(三役も各々流儀や家々で違います)私の場合シテ方なので、今回古川さんがなさったやり方を拝見し勉強になりました。この様にいろんな方々のを拝見するのも勉強になります。皆様もいろんな家々の方々の舞台をご覧になると、楽しさも倍増しますよ!!

その2 前回の終わりに大事件!!と書きましたが、これは特に野外にて催される 薪能などに多い事件 惨劇なのですが、今回私は千歳の役だったのですが、翁をご覧になった事がある方はおわかりでしょうが、幕から 狂言方より面箱 シテ方より翁 千歳 狂言方より三番叟 後見 囃子方 地謡 が順番で一例に出てきまして、面箱が角(客席から見て一番左側の一番客席寄り)に座り 私 千歳がその後ろの常座(シテ座とも言います)にお辞儀をして座っていて(後の方達も下に座ります) 翁が正中先(舞台真ん中の一番客席寄り)にてお辞儀をし、角の対角線の位置にある 笛座の辺りの座に着き(座る事)その翁の前に面箱がきて 持っている面箱を前に置き 中に入っている 面などの小道具を出し用意をして、 面箱が立つ時に 千歳から後の人達も 立ち 各々の座に着いて行くのですが、私がその常座にお辞儀をして座っているときに 恐怖体験が襲ってきました(・・;)左横辺りから ブーーン!という音が 段々近づいてきて…なっ!!なんと…… ! ( ̄▽ ̄;) デッカイ蜂が 寄ってきたのです 顔の表情もお客様に見えてしまいますから平静を装い何事もない顔をしてましたが、心臓バクバク お辞儀をして下についている両手にも寄ってきます。(ToT)今考えると「意味無ぇ~」と思うのですが、左の直垂の袖にて露出を隠し、右手も!と思ったのですが、右手には扇を持っている為どーしても薬指と小指が少し出てしまってて(・・;)))しかもその右手の所に蜂が潜りこもうとして寄ってくると、羽風が指に…もうゾーッ ですよ…どーする事もできませんから。で 面箱のお役をしていたのが山本則重君で 彼が両袖の露を取ったら 自分も両手を上げて立たなければいけない!もし立つ時に袖とかが当たって蜂様の気分を害したら… 心の中で 「則重!まだまだ まだだぞっ!って」 そーすると 蜂様が ブーーン と何処かに行ってしまいました。 心の中で 「よしっ!!今だっ!! 則重っ 早くっ 早く 早く露を取れっ!早くっ!!」 と思っていると また 左横から ブーーン!! ( ̄▽ ̄;)戻ってきました (ToT) またとっさに心の中で 「則重っ! まだだっ!! 絶対に今 露を取るなよ 」 自分勝手ではありますが、背に腹は代えられません!! と言っても 勝手に自分の頭の中で思ってた事なので、則重君が露を取る型をしてしまえば どーいう状況であっても 自分は立たなければいけないんですけどね… しかし普段の行いが良いからでしょうか??? 蜂様がちょうどまたいなくなった少し後に則重君が露を取る型になったので、無事でしたo(^-^o)(o^-^)o あーよかった!!則重君 ありがとう!!(^∧^)(絶対にふざけてません!本当にヒヤヒヤものだったんですから…)
翁の演目が終わり、楽屋にてこの恐怖な出来事の話をしたら、翁に出ていた舞台上の皆様も この蜂に恐怖を味あわされていたそうです。東次郎先生のお話では「あれは大スズメ蜂だね!刺されたら大変だよ!!」って仰ってました(-_-;) これはギャグですが、出勤料を頂いた時に先輩に
直隆「あの~危険手当は入ってますかねぇ?」
先輩「お前…馬鹿じゃねえの!?」
本当に怖かったっす!!(前回載せた翁の写真が現場です)

その3b0136198_1931758.jpg
川崎能ろうそく能ですが、通小町 深草少将 梅若六郎師 小野小町 角当直隆 だったのですが、急遽 師匠の身体の不調(捻挫腰痛の為。しかし普通に生活されている分には元気にしていらっしゃいますし、舞われる事以外はお地謡にお出になっていらっしやいます。とりあえず暫くは静養されてと言う事なので皆様ご心配なく!)の為 私が代役として 深草少将役を 勤めさせていただきました。見に来られる方々は 師匠の芸を楽しみにいらっしゃっているというプレッシャー 通小町という難しい曲に対してのプレッシャー 胃がかなり痛くなりましb0136198_1933272.jpg
たが、いろんな意味で勉強になりました。先生の通小町を楽しみにいらした方々には申し訳なく思いますが、この様な勉強の場を与えて下さった 師匠に そして なんのクレームも出さずに最後まで見てくださいましたお客様 協力してくださいました緒先輩方 本当に感謝いたしますm(__)m このお気持ちを忘れずに精進してまいります。
今回 小野小町役を同輩であり先輩であり親友でもあります九州在住の鷹尾章弘さんにお付き合いいただきました。あっちゃんありがとう!! 因に写真は今回のろうそく能の舞台です。見にくいかもしれませんが…(中央に小さく写っているのは私の父角当行雄師です)


宣伝ですm(__)m
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今週の土曜日21日は京都観世会館にて 父の後援会 京都鸞ノ会がございます。演目は能 父のお弟子で梅若会所属の井上和幸 井上貴美子親子の 清経 恋之音取 父 角当行雄の邯鄲 盤渉 私は 舞囃子 松虫 歓盃之舞を それぞれ勤めさせていただきます。開演は12時半からです。宜しくお願いいたします。

その一週間後の28日の土曜日には 私が教えております お弟子様方の発表会 緑皇会(ろくおうかいと読みます)を東京の東中野の梅若能楽学院会館にて10時より催します。 この様な能や舞囃子が出る大会は 3、4年に一度しか出来ないのですが、能は 胡蝶と巴 他舞囃子七番 仕舞 素謡 連吟などなど 夕方6時頃まで 催しております。皆様宜しくお願いいたします。
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それからその次の日 29日日曜日には至高の華という師匠の催しがございます。演目は 清元 長唄 舌出し三番叟 坂東三津五郎氏 尾上青楓氏 長唄 船弁慶 吉住小三友氏 山崎正道氏 角当直隆 他
新作 清元 藤間勘十郎氏 山本則重氏 梅若六郎師 国立能楽堂にて 午後2時開演です。こちらも宜しくお願いいたします。
それではまた次回を気長にお待ちくださいませませ!!
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by kakutou-noh-actor | 2008-06-17 13:17 | 演能後に思うこと…と
九州・広島
またまた間があいてしまいましたので今回も繋ぎという事で、今回の8日間の長旅でありました九州、広島の会の中から少し書いてみます。
広島、九州にて、高校生に見せる為の学生能という催しが、昔からございまして、私はまだ内弟子修行中で、半ば過ぎ位から参加させていただいた催しなのですが、当初は 能楽界の超 豪華な先生方が舞台に出てシテをお勤めになっておられました。
シテ方 先代観世銕之丞先生 観世栄夫先生 大槻文蔵先生そして師匠の梅若六郎先生などなどがシテを舞われていて、私共がツレやトモの役をいただき、恐れ多くも舞台に出させていただき勉強させていただいた 涙のちょちょ切れるような有難い催しでした。そして月日は流れ、この豪華な先生方が 勉強の為に若い者に舞わせよう!という事で今は私たち若手???がシテを勤めさせていただいております。b0136198_1014732.jpg
 今回 広島では 土蜘蛛という能を 同期で大阪の大槻文蔵先生門下の武富康之さん そして後輩の山中ガ晶(がしょうという名前なのですが、がの字はしんにょうにテンが1つ多く牙が乗っかってる字なのですが、変換できないので、ガと入れておきましたm(__)m私はいつも和尚様!と呼んでおります。)が勤め 天鼓という能を これまた同期の馬野正基さんが勤めました。この二つの能には 舞台装置として、作り物というものが舞台上にでます。
写真の様に 土蜘蛛には 土蜘蛛の精の住みかである葛城山に見立てて 山 の作り物に 蜘蛛の巣を 細い紙テープで丁寧に 作っていきます。b0136198_1021560.jpg
写真では、山中迓晶君が職人の様な感じで テープをはっています((笑))。もう1つは天鼓の作り物。 羯鼓という 鼓を少し小さくした物がありまして、それを乗せる羯鼓臺という作り物を作っている所です。同期の馬野正基さん 同期で同門の鷹尾章弘さん 先輩の小田切康陽さん 3人が 真剣な面持ちにて作っていますね((爆))
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歌舞伎や踊りの世界では 大道具さんという役職の方々が 作り物を作って舞台上に置きますが、能の世界では この様に 我々シテ方が作り物も作り、後見として 舞台上に置いたりします。皆様 少しは 舞台裏を垣間見る事ができましたでしょうか?
 そしてまた九州に戻りまして三日間学生能がございました。演目は船弁慶の半能で私、九皐会の古川充さん、後輩の川口晃平君、先輩の小田切康陽さん、先輩の鷹尾維教さん、同輩の鷹尾章弘さんが交代交代勤めさせていただきました。
 その間に九州の柳川の御花という所にて御前能という催しがございました。
b0136198_10125911.jpgこの柳川の御花は有名な料亭旅館でその中にあるお庭の松涛園も有名です。詳しくは 御花のホームページを御覧ください。で、会場は御花の大広間敷舞台で、畳をあげると写真の様な敷舞台になっています。この御前能も前回載せました河口湖ろうそく能と同じく 火を灯して間近に幽玄の世界を堪能できる催しです。演目は仕舞 鷹尾兄弟の父上 鷹尾祥史先生の頼政 山本東次郎先生とお馴染み山本則重則秀兄弟の狂言 秀句傘 我が師匠梅若六郎師の能 遊行柳。今年も素晴らしく、私逹にとっても勉強になる気持ちの良い催しでした。参加させていただき本当に幸せでした。\(^o^)/
 b0136198_10135052.jpgさてお次ですが、この御花の女将さん(?って感じは私には無いのですが…)立花笙子さんです。 他流にてお能もされていて、お太鼓、お鼓も習ってらっしゃる スーパー女将さっ… いや スーパーお姫様なのです!(笙子さんは名家の方なので、世が世ならお姫様なのです。御主人様は御花の当主でらっしゃいますから、柳川藩立花家の殿様です!!)
 内弟子修行中の頃から 九州の会などでお会いする様になり、時には母の様に 時には姉の様に可愛がってくださいます。(母さんと呼んだ時は お姉さんでしょっ!! と 言われましたが!!!( ̄▽ ̄;) ) いつも お世話をおかけして スミマセン!m(__)m b0136198_1014716.jpg
*オマケ* 学生能の中日に学生能出演者全員で宴会をした時に食べた鳥の水炊きのミンチの写真です 美味しくい
ただきました。
あっ!またまた宣伝ですが、6月4日修善寺あさば旅館能舞台のあさば能にて、翁 梅若六郎師 三番叟 野村万作師 この豪華な顔ぶれの中に 下っ端の私・・・千歳 のお役をいただいております。((+_+))
この写真は先日成田山新勝寺にて成田山薪能・翁の演目梅若六郎先生 梅若靖記師 梅若晋矢師 三番叟山本東次郎先生(この日も豪華な顔ぶれの中に下っ端の私…)の千歳のお役を勤めさせていただいた時の写真です。この日舞台上にて おっ・恐ろしい出来事がっ!( ̄▽ ̄;)詳細は次回に…
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by kakutou-noh-actor | 2008-06-01 09:53 | 演能後に思うこと…と
  

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