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鉢木 4
いよいよ後でございます。

鎌倉召集の由を聞き 常世の心中のいの一番に!という気持ちが動き出します。
これが「いざ!鎌倉!」という言葉の元になっていると言われています。
しかしこの「いざ!鎌倉!」という言葉は「鉢木」の謡に出てきません!
へーんなの・・・( ̄  ̄;)

以前僧に言った通りに、ボロボロの武具を着て、錆びた薙刀を持ち、痩せた馬に乗り
馳せ参じます!周りには東八箇国より煌びやかな武具を着、金銀で飾られた
太刀をはいた大名・小名の大群が集まっています。その中に全然違ういわば見苦しい
身なりの常世ですが、周りから指を指され笑われても一つも恥ずかしげも無くその
中に身を置きます。

自分の中の武士道!忠義の心!その他もろもろが、自分は落ちぶれていてもまだまだ
腐ってはいない!!!という事を表しているのでしょう!!!

ここでひとつお型を・・・

後の出!早笛という出囃子にのって幕より出で、橋掛り一の松にて気を引き締めて謡!
この出では、初老の常世が痩せた馬に乗り登場!痩せた馬=くたびれた馬ですからなかなか
元気には走れない!でもムチで打って進めます。この一の松から舞台に入る時に腰より
木の細い棒を右手に持ち、左手には薙刀を持ち少し前に出した感じで、これを馬の頭の
様に見せて右手に持ちたるムチで前を交互に打つ型があります。
歌舞伎の様に乗る馬が出てくるわけではありませんので、こういう表現方法になります。

舞台に入りムチを後に投げ捨て、馬より降りて薙刀を前に構え右肩に乗せ立居ます。

そこでおワキ最明寺殿がまずワキツレにそしてワキツレより従者(お狂言)に
「この諸軍勢の中に、いかにも千切れたる具足を着、錆たる薙刀を持ち、痩せたる馬に
乗りたる武者がいるからここへ連れて参れ!!!」と命令する!

従者は「やれやれ・・・」と探しに行く・・・「いないなぁ・・・」・・・
「( ̄0 ̄;アッ・・・いた!」

ここで常世と従者の問答。

「御前へ参れとの命令だ!」「なに!?某に御前へ参れと!?こんな見苦しい武者に!?
人違いだ・・・」
「いやいやこの諸軍勢の中に、いかにも千切れたる具足を着、錆たる薙刀を持ち、痩せたる馬に
乗りたる武者がいるからここへ連れて参れ!と言われた!そなたの事じゃ!」
「・・・(-ω-;)・・・(゜o゜;) 自分の事だ!!!参りますと伝えてください!!!」
「この様な一族に裏切られた身分になり、責任を咎められ御前に召し出だされ首を刎ねられる
事も自分の力が及ばなかったということであろう・・・よし!御前へ参ろう!!!」

常世は覚悟を決めて御前へ

この曲に限らず、目上の人の前に行く時は面を伏せ目を合わせないように前に行きます!

さて御前・・・

「あれなるは佐野源左衛門常世か!?これはいつぞやの大雪に宿借りし修行者よ!見忘れて
あるか!!!?」

常世はそう言われゆっくりと面を上げ顔を見る

・・・エッ? (;゜⊿゜)ノ マジ?「あの僧だ!!!」

すぐに後へ下がり薙刀を置き深くお辞儀をする!

ここからおワキの長い語りに入ります!

ちよつと休憩・・・
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by kakutou-noh-actor | 2010-04-29 17:42 | 演能後に思うこと…と
鉢木 3
第2幕の続きです!

僧は「この人は只者ではない・・・」と思いはじめていて・・・
「主人の苗字を教えてください・・・」

「いえ、私は苗字もない物です・・・」

「とても常人には見えません・・・もしもあなたがまた世に出た時の為に
ぜひ名を・・・」

「・・・ならばお教えしましょう・・・これは佐野源左衛門常世の
慣れの果てでございます・・・」

「なぜそのような身分の人がこの様に落ちぶれてしまったんですか!?」

「一族どもに裏切られ 今のような状態に・・・」

「鎌倉へ上り、その沙汰は!?」

「運が尽きてしまったということです・・・最明寺様も出家してしまわれた
・・・しかし この様に落ちぶれては見えても、これにボロでも武具 
錆びたる薙刀 老いぼれた馬も持っています。これはもしも鎌倉に何か
あれば 一番に駆けつける所存にございます!!!」

ここにて常世は心にある武士道の様を見せます。

「飢えに疲れて死ぬよりは、敵と打ち合い死ぬ覚悟にございます!!!」

そして別れ・・・僧は旅立ちます。

「もし鎌倉に来ることあれば尋ねなさい!世に返り咲く気持ち捨てぬ様に」

と言い残し・・・

ワキ・・・そしてシテ ツレが続いて入幕(中入りです)

まだ半分ですが、ここで曲の解説に・・・

この「鉢木」鎌倉幕府 第5代執権・北条時頼にまつわる伝説が元に
なっていると言われています。時頼は質素かつ堅実で宗教心にも厚い人物
で、御家人や民衆に対して善政を敷いた名君であったこと。
おワキがこの北条西明寺時頼氏であります。、康元元年(1256年)
病に倒れ執権職を義兄の長時に譲り、出家し最明寺入道と号した。
職から引退しても、政治は時頼(最明寺)が取り仕切っていたそうである。

ここで、廻国伝説なるものが生まれたらしいのである。皆様よくご存知の
水戸黄門様!みたいに 身分を明かさずに 庶民の声を聞くべく放浪する。

観阿弥または世阿弥の時頼伝説を元にした創作とされていまして、常世は
実在する人物ではないらしいのです。前場の佐野という地名も現在では定まる
所なく、高崎市の上佐野町・下佐野町・佐野窪町にかろうじて名を残すだけで、
烏川の東岸の地に「常世神社」があるといいます。

さて中入り後 お狂言(早打ち)が幕より出でて、鎌倉より東八カ国の大名・小名
に武具を備えて 急ぎ鎌倉へ集結せよとの命を伝えます。

もちろん最明寺さんからのお達しであります。

そして後場へ・・・
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by kakutou-noh-actor | 2010-04-29 15:21 | 演能後に思うこと…と
鉢木 2
さて!「鉢木」第2幕!

書き忘れましたが、シテは常世という人。苗字は無い・・・
(我輩は猫である ではありません)

場所は家の中。と常世は泊めたはいいが 何ももてなす物が無いΣ(T▽T;)
妻に相談すると 粟飯がある!これを召されては!?常世は僧に聞いてみる・・・

「これは日本一の事!!!いただきます!!!」「おお!そうですか!おーい
召しあがるそうだ!急いで支度して持ってきなさい!!!」

ここから常世のセリフの中に「古へ(又は、某)世にありし時は」といった言葉が
何箇所か出てきます。なにやら匂わせるセリフ・・・
自分の身分が、まだ苗字があった頃。という事でしょう。

「昔は粟飯なんて物は 歌や詩の中でしか知りませんでしたが(身分があった頃は
どんだけ良い物を食べてたんだか!?)今はこの粟飯で命を繋いでいます・・・

げにや盧生が見し栄華の夢は五十年 その邯鄲の仮枕 一睡の夢の醒めしも
粟飯炊く程ぞかし」と「邯鄲」の故事をひいて、これまた自分の置かれた境遇と
リンクさせます。(邯鄲は今年の10月16日に国立能楽堂にて、父の後援会の
鸞の会で舞わせていただきます!)

そして夜も更けて行き・・・

「だんだん寒くなってきた・・・何か火に焚く物は無いか!?・・・

( ̄0 ̄)/ オォー 思いだしたっ!!鉢木があった!!!これを火に焚こう!」

「自分が世にありし時は 鉢木(この時代は中国から伝わった物らしい!?盆栽
の事です)が好きで沢山集めてました。しかし・・・このように落ちぶれてからは
そんな余裕も無く 皆にあげてしまいました。でも今でも梅・桜・松の鉢木を持って
います。あの(途中から後見が切戸口から人の肩幅位の楕円形の丸台に綿の雪を乗せた
樹木が縛ってある鉢木の作り物が角柱の辺りに出る)雪を被った鉢木です。
大切に育てていた物ですが、今夜のおもてなしにこれを伐り火に焚きましょう。」

僧は「そんなに大切な物なら・・・」と躊躇いますが、常世は自分の中の何かを断ち切る
ように思い切って鉢木に向かいます。

この曲の山場!見せ場であります「薪之段」に入ります。

この作り物正面から見ると、真ん中・左側・右側 と樹木が3っつに分かれていて、
皆様から見て 左側が梅 真ん中が松 右側が桜 となっています。枝を見る型
伐る型もその様になっています。

謡の中にも 型のしぐさも 少し躊躇う様な表現があるのですが、おワキにあてつけがましく
しているのでは無く、シテの中の心理描写であります。惜しい気持ち(いろいろな入り混じった
気持ち感情)もあるのですが、先に書いたように何かを断ち切る・・・うーんなんだろう
なんて書けばいいかわかりませんが・・・言葉は難しい・・・

あっ!!話は変わりますが、この「薪之段」の中で同じ型を2回するとこがあります。
開いた扇にて平に2回上から叩き、左右から2回×を描く様に左右に払う型。

1度は先に書いた 作り物の前にて雪を払う型なので強めに!!!

2度目は伐った枝を2本おワキの前まで持って行き 火に焚くところ。
おワキへ煙が行かないようにそーっと払う。

同じ型でも用途によって変えるのです( ̄▽ ̄)

お眠になってきましたので今日はここまで!

おまけ

Mixyには載せたのですが、先日家にアマンドのシュークリームがあり、思わず

「なぁーつかしぃーーーーーーーー(* ̄。 ̄*)」
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生まれてから中1まで西麻布にいました。ですから六本木の交差点にある(まだ
あんのかなぁ!?)アマンドにて買ってもらっていました。すんごい大好物でした!

しかしあそこらへん一帯は変わりすぎ!!!広尾はともかく、六本木・麻布十番は
特にね!!!チャリでよく走り廻ってたんですけどね(^ー^* )

あーっと!!!これも宣伝し忘れた・・・
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学芸大学のナルカミのそば!メニュー名忘れちゃいましたが、つけ汁がただの胡麻だれではなく
豆乳を混ぜたこれまたナルカミ企業秘密(笑)の一品!!!ぜひ行かれた方はお試しを!!!

続・・・
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by kakutou-noh-actor | 2010-04-28 01:10 | 演能後に思うこと…と
鉢木 1
いやいや更新せずにとうとう今月も終わりに近ずいてしまいまひた( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄;
何かこの所、時間の使い方が上手く行きません・・・基本ブッキーな性格なので、覚え物が
少しでも重なると・・・な感じです( p_q)エ-ン・・・

月の更新が2回というのは詐欺ですので、来月14日(金)に河口湖ろうそく能にて
舞わせていただく「鉢木」についてもろもろを書かせていただきます。

そもそもブログの更新を怠ったのも、第3週目にこの「鉢木」の先生のお稽古と梅若会
定式能の「道明寺」のおツレとお素人会の「西行桜」のおワキが重なってまして・・・

頭が1人パ二クリをおこしてまして・・・  あーやだやだ・・・ブッキーって・・・( ̄  ̄;)

では「鉢木」の事を・・・(いつもの如く詳しく知りたい方はそれなりにちゃんと書いてある
方のところで見てくださいね!)

舞台は雪深い佐野という土地に修行僧が現れる所から始まります。あまりの大雪に困り果てた
修行僧は一軒の家を見付け、宿を請います。しかし「主人が留守で・・・」とその家の奥さん
らしき人に言われ、僧は「では、ご主人の帰りを待ちます」・・・と

そしてシテである主人登場!家に戻ると、奥さんが家の前で佇んでいる。「こんな大雪に
外で何をしているのだ!?」と尋ねると「修行者の方が宿を貸してほしいと・・・」

ここでシテとおワキ(僧)の掛け合い・・・

「お貸ししたいのはやまやまですが、私たち夫婦ですら住むのがやっとの見苦しい家です。
ここから十八町(現在の2,0Km)先に山本の里という良い泊まりがあります。日の暮れぬうちに
早く行かれたほうが良い!!!」「どうしてもお泊めくださらぬか!?」「申し訳ないが・・・」

僧は肩を落とし「心無い人を待っていたものだ・・・」と雪深い中を去っていく・・・

夫婦はその姿を見送る・・・

ツレ(奥さん)が「今我々がこの様な落ちぶれた境遇にいるのも前世の行いが響いている
んですよ!今の様な方に親切にしてこそ償いになり、後の世に良くなります。お泊め差し
上げましょう!」「ではなぜ先ほどに言わないのだ!!!いや!この大雪!そんなに遠く
にはまだ行っていないはず!!!追いかけてお泊めしよう!!!」

ここで追いかけて行く・・・!!!いた!!!

「( 」´0`)」おぉーい!!旅のお方ぁー!家にお泊りくださーーーい・・・この大雪、
こちらの言う事も聞こえないか・・・しかし痛わしい姿だ!大雪に動けず佇んで袖に積もる
雪を払っている・・・」

地謡になりこの中でおワキを伴い家に連れて帰る。

ここまでが第1幕!

まず最初の難しい所はお囃子の次第という出囃子とそこで出てくるおワキの大雪の場面を
作る所です。これは舞台上の演者だけではなく、ご覧になる見所の皆様も1人1人イメージして
いただかなければ成り立ちません。

そしてお囃子・おワキに作っていただいた雰囲気の中 イメージを壊さずにシテが登場する。
雪に足がずぶずぶと入ってしまうイメージにて摺足。そして一の松にての最初の謡!

「あ~ 降ったる 雪かな」この謡方が難しい・・・ これは この大雪で一足も進まない
という状況と今の自分の落ちぶれてしまった境遇を重ね合わせたイメージにて少し強めに謡う!
分かり易く言えば雪に八つ当たりするかの様にでしょうか!?

ご存知の方はおわかりだと思いますが、この「鉢木」!節のない言葉の部分がほとんど!
基本のひらき謡を基準に、何通りかの謡い方、出し方の強弱、速度 などなどを駆使して
場面や 役の感情を表していきます。型がふんだんに無い分 謡のみが命となります。
(たくさんあるし・・・)

以前の記事にて、「楊貴妃」の謡い方で、あの世の周りがぼやけた、宇宙空間の様な中での
イメージの謡い方と書いたと思うのですが、今回は雪が積もっている中の謡い方!
音を吸収してしまうイメージ。シーンとした感じ・・・

前にテレビでタモリさんが 東北地方などの雪国の人は、喋る時に、息で体温が出てしまう
のを防ぐ為に、口をあまり開けずに喋る!だからあーいった方言、喋り方になっているのだ!と

私のイメージ散策にこれがヒットしまして、「口をあまり開けずに謡えば響かない大雪の中
での謡いになるかなぁ!?」とかいろいろ考えております!!!ヽ(´▽`;)/

毎回5月の演能までに1度 ろうそく能を組織していただいている蒼能会のメンバーの方々に
レクチャーをしており、今回記事にした様な内容で、お話して、「解説なんかは何処でも
読めるし、私たちはこの様な演者の これはこうだからこうする!(謡や型の)などの内容
が知りたい!そうすれば倍観る時楽しく、分かり易くなります!」というご意見をいただき
ました!!!以前に「道成寺 赤頭」をさせていただいた時に、お弟子さんに「鐘から出てきた
時の赤頭!?なんであんなねっとり固まってぺったりした頭を使ってたんですか???もっと
綺麗なのにすればよかったのに・・・」と言われた事がありました( ̄ェ ̄;)
「あれは梅若では日高川より上がってきた濡れたイメージのそれ様の頭なんですよ!!!」
と説明!「なんだ!!!それを先に知っていれば余計な事を考えずに楽しめたのに・・・」
何度も観て知ってらっしゃる方はお分かりだし、舞台で発見!!!という楽しみもあると
思いますが、知らない方はこうなんだ!?と思いました。

注)言葉の言い回しなど、文章に関する事柄へのつっこみはご遠慮いたします(笑)
頭の悪さを露呈しているかもしれませんが、何人かの方々に「これがあなたの味だ!」
と言っていただいておりますし、私は専門家ではなく、全体像をおおざっぱに取り入れ
私の見解の元、舞台を勤めさせていただいている能楽師でございます!何卒ご理解の程
よろしくご支援くださいませませm(_ _)m

おまけ

文字ばかりで気持ち悪くなってしまった方も少なくないと思いますので、最近仲間内で飯に
行った方々の写真ですヽ(´▽`)/
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銕仙会の鵜澤光ちゃん(あいかわらずROCKな奴や・・・)と後は安藤君
学芸大学のナルカミで恒例のハムかつがぶりっ!!!
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こちらは武蔵中原の天しちにて
きーさん(木原さん)・みつ(安福光雄)・のり(大蔵教義)と

では2に続
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by kakutou-noh-actor | 2010-04-27 12:31 | 演能後に思うこと…と
護国寺の桜と能
先日護国寺にて先生の催し!至高の華公演がございました。護国寺に寄せていただくのは
何十年ぶりだろう・・・
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本堂にて 吉住小三代先生の演奏・野村萬斎氏の狂言・玄祥先生、宝生閑先生、野村万作
先生の能「花月」でした。私は地謡にて参加させていただきました。
小三代先生曰く「私と六郎(玄祥)さんが同じ舞台でよくこんなに晴れたわね!」と
仰るほど超快晴でとても前日とは比べ物にならぬほど暖かかった気候!!!
しかし本堂の中はとてもひんやり・・・ほんと前の日じゃなくてよかったと言う感じ!
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桜も綺麗に咲いていました!

おっ(゜○゜)!

すんごいご無沙汰の方登場!!!
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音羽の鳶職!!!やすさんです!!!相変わらずかっちょいい!!!
先輩の山崎正道さんのご親戚でして、中野の舞台のお正月のお飾りはすべてこちらで
していただいてましたから、子供の頃からかっちょいいイメージがありましたが、全然
変わってませんね!!!

そして綺麗どころ!!!
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吉住小三友姉さんです!!!
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小三友姉と先生のプロデューサーをなさっている西尾智子氏
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本堂の中に沢山の仏像様がいらして、気分的にとてもよい感じでした・・・(その後の
国立催の能「昭君」がなければ・・・泣)

宣伝です!!!
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1・山梨県で催されているお舞台を宣伝するべく、山梨の能 号外 を勝手に作りました!
山梨県のいろんな所といくつかの能楽堂に置いていただいております。あまり数は作って
いませんので、見つけ次第ご自由にお取りくださいませm(_ _)m

2・今月18日 日曜日 梅若能楽学院会館にて定式能がございます。
能「弱法師」シテ梅若晋矢 能「道明寺」シテ角当行雄 前ツレ角当直隆 後ツレ会田昇

皆様よろしくお願いいたします。

3・5月14日金曜日 河口湖 常在寺本堂にて 第12回 河口湖ろうそく能がございます。
17時半開演  1部  曽和尚靖氏による お囃子のレクチャー 
        2部  仕舞  羽衣   角当行雄
            狂言  寝音曲  山本則秀  山本則孝
            能   鉢木   シテ角当直隆 ツレ山中が晶 
                     ワキ殿田謙吉 ワキツレ則久英志
                     間 山本泰太郎 
                       山本則重

近くにまた記事を書きますが、こちらもチケット販売中です!よろしくお願い致します!
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by kakutou-noh-actor | 2010-04-08 23:33 | 演能後に思うこと…と
2つの夜桜能と摺足
2日間に2箇所の夜桜能に参加させていただきました。
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31日に久留米翠香園にて鷹尾維教・章弘兄弟の鷹の会が主催する夜桜能!
もともと出勤は無かったのですが、章さんが石摘出の為病欠にて出勤出来ずに
急遽私が行かせて頂くことになりました。九州は桜満開の気候でしたが、かなりの雨!
残念ながら室内での演能でした。維さん曰く「何回目かになるけど初めての雨」
本来は写真の桜の下が芝の庭になっていてその上で桜をライトアップして演能して
いるのです。でもお客様は能「羽衣」を楽しまれましたヽ(´▽`)/
来年も催されるそうです!
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えっ!!!お前が雨男じゃないかって!?違いますよ!(`□´)
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1日は東京の靖国神社夜桜能!2日目!この催しは宝生流の田崎先生がなさっていて、
3日間あるんですが、梅若の家はもともと昔から毎年元旦の夜中に奉納をしている関係上
田崎先生と靖国神社側のご配慮にて3日あるうちの1日は梅若会が受け持っております。
あとの2日間は宝生流の演能です。
こちらは満開宣言が出された直後でとてもよい気候でした。風がかなり強かったですが、
なんか神様がご覧になっているような感じにもとれました!
玄祥先生の能「三輪」。この神様物の能を、靖国の神様が神風となって観能なさっている
感じがしました(o ̄∇ ̄o)
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さてこの「三輪」のおワキに人間国宝で下懸宝生流ワキ方の宝生閑先生がなさったのですが、
能の開演少し前に幕の所に装束を着た閑先生がスタンバっていらしていて、私はその横で
閑先生のお弟子の同年の大日方君と 厄年の話やらしてたんですが、ふと閑先生を見ると
1足1足を確認するかのように摺足をしていらっしゃる・・・

大日方君とも話したんですが、自分らにも言い聞かせる意味合いではありますが、摺足を
おろそかにしている人が多すぎる・・・と。

摺足は能の一番の基本であり命でもあります。一番習得に難しい所作であります。

ただ摺って歩けばよい訳ではなく これは先生の教えから私の考えた事ですが、1足出すという
結果に至るまでのプロセス!?メカニズム!?(言葉にすると上手く書けないのですが)を感じ
ながら1足を出すという事を考えながら摺足をしなければいけないのでは!?と思います。
例えば 足を出す為に腰から膝とかかとに伝達し、膝を前に出すのと同時に足の裏にて舞台の床を
感じつつかかとから前へ押し出す。とか・・・
ぶっちゃけ言えば「理屈じゃねえんだよ!!!」的な感じではあると思うんですが、お弟子さんや
後輩に分かりやすく教えるには!?と考えるとこういう事なのかな!?と。

摺足は単なる歩く・移動するという事だけではなく、その出し方によって感情をその場の状況を
表す重要な所作であります。ゆっくり基本動作をマスターしてそれから速く動くとか色を付けて
いけばよいのだと思います。上っ面だけはいけません!基本がなければいくら着飾っても何処かに
あらが出てくる・・・(過去の記事にも書きましたが・・・)

この閑先生を見てあらためてちゃんとしなきゃ!!!と思い書かせていただきました!!!
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by kakutou-noh-actor | 2010-04-02 14:16 | 演能後に思うこと…と
  

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