去る6月20日 京都観世会館にて「鸞の会」を催させて
いただきました。お暑い中ご来場くださいました皆様 本当に
ありがとうございました。
父の「大原御幸」井上和幸の「山姥」の演能でした。
私は「大原御幸」のツレ内侍役で、今年二度目の花帽子・・・
しかも内侍は最初から最後まで出っぱなし・・・
シテ(父)ともう1人のツレ局(川口晃平)は途中退場(中入)
足は強いほうではありますが、次の日の「山姥」で 足大丈夫かな?
と ・・・
で 東京に戻り・・・次の日・・・
「山姥」という大曲を何とか勤めさせていただきました。
まだまだ私の技量には勤めるにはほど遠いい曲ではありますが、
先生は次のステップに進む為につけてくださったんだと思います。
先生は昔から その様な考えを持っていらして、やってみて!
「な!難しいだろ!」・・・と。
頭で・・・難しい曲・・・ではなく させてみて 体で この
曲は難しいと分からせる。そして その本人に考えさせる。
「山姥」をさせていただくにあたり、諸先輩方から
「大変だよ!えっ!まだあんの!また 鹿背杖 持つの・・・
みたいな感じで かなりつらいよ・・・」・・・と。
聞かされていて、大変キツイ曲であるというのは 頭では分かって
いましたが、実際させていただきこんなにもキツイ曲だとは(>_<)
この年になり、やっと船弁慶やら殺生石などの 1ブロック ガー
っと動いて終幕 という曲を 何とかこなせる状況になったのに・・・
「山姥」という1曲の中に4ブロック ガーッ グーッ と やらないと
いけない箇所がある・・・きつい・・・つらい・・・
1曲の中で、精神力・体力・力の配分 を いかに計算して 演ずるか!
とてもとても勉強になりました。
しかし 最初から 大成ぶって楽にやっても何も生まれません。
過去の記事に書きました、「荒削り」ということです。
しいて言えば「荒削り第2章」の始まり という所でしょうか!!!
何事もガムシャラにやって 自分で分かって行くものなんです。
終わった後にあらためて 先生にご挨拶に伺った時に・・・
「きつかったです・・・」
「きついだろ!きついんだよ!でも おまえが 演じてきついのが
分かれば それでいいんだよ!やってみて きつさが分かんなければ
先は無い けどな(笑)。
だから 今日の二番(梅若会定式能 初番は先輩の「自然居士」この
曲も一筋縄ではいかない難しい曲です)は 俺にとって とても
満足してるよ!」
と お言葉をいただきました。ちょい泣きそうになりました(ここ
だけの話)
やっと次のステップへの鍵をいただいた感と、先生の暖かさを
かみ締めました(*_*)
今回「山姥」を勤めさせていただくにあたり、柳川の御花の
立花家資料館所蔵の「山姥」の面をお借りしました
先生に間に入っていただき、姉さんであります(過去の記事
参照)立花笙子さんにお願いしお借りしました。
写真が出来次第レポートしまーす(。・_・。)
いただきました。お暑い中ご来場くださいました皆様 本当に
ありがとうございました。
父の「大原御幸」井上和幸の「山姥」の演能でした。
私は「大原御幸」のツレ内侍役で、今年二度目の花帽子・・・
しかも内侍は最初から最後まで出っぱなし・・・
シテ(父)ともう1人のツレ局(川口晃平)は途中退場(中入)
足は強いほうではありますが、次の日の「山姥」で 足大丈夫かな?
と ・・・
で 東京に戻り・・・次の日・・・
「山姥」という大曲を何とか勤めさせていただきました。
まだまだ私の技量には勤めるにはほど遠いい曲ではありますが、
先生は次のステップに進む為につけてくださったんだと思います。
先生は昔から その様な考えを持っていらして、やってみて!
「な!難しいだろ!」・・・と。
頭で・・・難しい曲・・・ではなく させてみて 体で この
曲は難しいと分からせる。そして その本人に考えさせる。
「山姥」をさせていただくにあたり、諸先輩方から
「大変だよ!えっ!まだあんの!また 鹿背杖 持つの・・・
みたいな感じで かなりつらいよ・・・」・・・と。
聞かされていて、大変キツイ曲であるというのは 頭では分かって
いましたが、実際させていただきこんなにもキツイ曲だとは(>_<)
この年になり、やっと船弁慶やら殺生石などの 1ブロック ガー
っと動いて終幕 という曲を 何とかこなせる状況になったのに・・・
「山姥」という1曲の中に4ブロック ガーッ グーッ と やらないと
いけない箇所がある・・・きつい・・・つらい・・・
1曲の中で、精神力・体力・力の配分 を いかに計算して 演ずるか!
とてもとても勉強になりました。
しかし 最初から 大成ぶって楽にやっても何も生まれません。
過去の記事に書きました、「荒削り」ということです。
しいて言えば「荒削り第2章」の始まり という所でしょうか!!!
何事もガムシャラにやって 自分で分かって行くものなんです。
終わった後にあらためて 先生にご挨拶に伺った時に・・・
「きつかったです・・・」
「きついだろ!きついんだよ!でも おまえが 演じてきついのが
分かれば それでいいんだよ!やってみて きつさが分かんなければ
先は無い けどな(笑)。
だから 今日の二番(梅若会定式能 初番は先輩の「自然居士」この
曲も一筋縄ではいかない難しい曲です)は 俺にとって とても
満足してるよ!」
と お言葉をいただきました。ちょい泣きそうになりました(ここ
だけの話)
やっと次のステップへの鍵をいただいた感と、先生の暖かさを
かみ締めました(*_*)
今回「山姥」を勤めさせていただくにあたり、柳川の御花の
立花家資料館所蔵の「山姥」の面をお借りしました
先生に間に入っていただき、姉さんであります(過去の記事
参照)立花笙子さんにお願いしお借りしました。
写真が出来次第レポートしまーす(。・_・。)
by kakutou-noh-actor
| 2009-06-24 19:01
| 演能後に思うこと…と