鉢木最終回!いよいよ本番も迫ってまいりました・・・( ̄  ̄;) 怖楽しい・・・
この曲のおワキ(最明寺殿)のお役はかっちょいーですよね...φ( ̄▽ ̄*)ポッ
ここからおワキの長い語りです。
「汝、佐野にて言っておったな!今にも鎌倉に何かあればボロの武具を着、錆びた
薙刀を持ち、痩せこけた馬に乗り一番に駆けつけると・・・
その言葉通り参りたる事、大変あっぱれじゃ!!!
今回の召集は、汝が申した事が嘘か本当かを知る為にかけたものだ!
また集まった中にも訴訟ある者は申し立てぃ!公正に取り計ろうぞ!」
途中ですが、こういう所に 時頼は質素かつ堅実な人物で、御家人や
民衆に対して善政を敷いた名君と言われた逸話が入っているんでしょうか!?
「まず最初に、常世の本領、佐野の庄を元の如く三十余郷返す!
大雪降って寒い時に、常世が大切に育てていた鉢木を伐り火に焚いてくれた志は
生涯忘れまい。その時の鉢木は、梅・桜・松!であった!
加賀国(梅)田庄、越中国(桜)井庄、上野国(松)井田庄、併せて三箇の庄を
返す所である!!」
と言っておワキは 自筆の状を 常世に向かって投げるのである。
この様に梅・桜・松をその地に置き換えるところなんざお洒落ですよね・・・
「常世はこれを賜りて」と戴きに上がり3度頭に頂き大事に懐にしまいます。
取りに行った所で1度、少し下がって1度、そして間に子供みたいな事をします。
「これ見給へや人々よ、はじめ笑いし輩も、これ程の御気色さぞ羨ましかるらん」
と得意げに!?賜った自筆の状を周りに見せびらかします(o ̄∇ ̄o)ヘヘッ
正中先にて正面に向かって座り、左右へ見せびらかします。ですから見所から
ご覧になってる皆様が、見苦しい格好の武者である常世を指を指して笑っていた
関東八箇国の大名小名の役ですね( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
そして解散の命にて皆各々帰って行きます。常世は薙刀を置いた所まで下がり、
先よりも深く頭にこの状を頂き大切にしまい、また馬に乗り帰っていきます。
かなりのハッピーエンドで終わります。
しかしこの様な大事を1人の為に出来るなど、権力の凄さを物語っていますよね、
「鷺」や「鶴亀」なども、人間ではない生き物ですら地に伏させる・・・
凄いですよね!!!
如何でしたでしょうか!?私自身が自称フィーリング能楽師と言っていまして、話の
内容もそんな感じで大雑把に吸収しています為、文章もそれなりに、そんな感じに
なってしまいます。これは絶対おかしい!!!とお怒りの方がいらっしゃいましたら
コメントなどに入れていただけたらと思います。勉強させていただきますm(_ _)m
今回の第12回河口湖ろうそく能は、1部にて京都の幸流小鼓方の曽和尚靖氏を講師に
お囃子方側からの見解にて「音の効果」と題してレクチャーしていただきます。
先にも書きましたが、私達シテ方は歩み方、謡い方などでいろんな状況を表しますのに
際し、お囃子方の表現方法などをお話していただきます。
2部にて、ろうそくに燈が灯り、父の仕舞「羽衣」山本則秀・山本則孝両氏のお狂言
「寝音曲」そして私がシテ おワキ宝生流ワキ方 殿田謙吉氏 ツレに後輩の山中ガ晶
ワキツレに謙吉先輩の後輩 則久英志氏 間狂言が2役あり、中入りの早打に 山本則重氏
後のワキ従者に 山本泰太郎氏 笛 杉信太朗氏 小 曽和尚靖氏 大 安福光雄氏
地謡に山崎正道氏 小田切康陽氏 鷹尾章弘氏 次の日武田神社薪能にてお役のある
観世九皐会の佐久間二郎氏 松山隆之 川口晃平にて能「鉢木」をさせていただきます。
よろしくお願い申しあげます!
さーて写真が一枚もなくなんか寂しいので、先日 山梨の能号外2用に山本則重君と撮った写真が
ありますのでそれを載せます。
2では、8月にある富士吉田浅間神社薪能と石和薪能をピックアップいたします。来月には出来上がると
思います!
この曲のおワキ(最明寺殿)のお役はかっちょいーですよね...φ( ̄▽ ̄*)ポッ
ここからおワキの長い語りです。
「汝、佐野にて言っておったな!今にも鎌倉に何かあればボロの武具を着、錆びた
薙刀を持ち、痩せこけた馬に乗り一番に駆けつけると・・・
その言葉通り参りたる事、大変あっぱれじゃ!!!
今回の召集は、汝が申した事が嘘か本当かを知る為にかけたものだ!
また集まった中にも訴訟ある者は申し立てぃ!公正に取り計ろうぞ!」
途中ですが、こういう所に 時頼は質素かつ堅実な人物で、御家人や
民衆に対して善政を敷いた名君と言われた逸話が入っているんでしょうか!?
「まず最初に、常世の本領、佐野の庄を元の如く三十余郷返す!
大雪降って寒い時に、常世が大切に育てていた鉢木を伐り火に焚いてくれた志は
生涯忘れまい。その時の鉢木は、梅・桜・松!であった!
加賀国(梅)田庄、越中国(桜)井庄、上野国(松)井田庄、併せて三箇の庄を
返す所である!!」
と言っておワキは 自筆の状を 常世に向かって投げるのである。
この様に梅・桜・松をその地に置き換えるところなんざお洒落ですよね・・・
「常世はこれを賜りて」と戴きに上がり3度頭に頂き大事に懐にしまいます。
取りに行った所で1度、少し下がって1度、そして間に子供みたいな事をします。
「これ見給へや人々よ、はじめ笑いし輩も、これ程の御気色さぞ羨ましかるらん」
と得意げに!?賜った自筆の状を周りに見せびらかします(o ̄∇ ̄o)ヘヘッ
正中先にて正面に向かって座り、左右へ見せびらかします。ですから見所から
ご覧になってる皆様が、見苦しい格好の武者である常世を指を指して笑っていた
関東八箇国の大名小名の役ですね( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
そして解散の命にて皆各々帰って行きます。常世は薙刀を置いた所まで下がり、
先よりも深く頭にこの状を頂き大切にしまい、また馬に乗り帰っていきます。
かなりのハッピーエンドで終わります。
しかしこの様な大事を1人の為に出来るなど、権力の凄さを物語っていますよね、
「鷺」や「鶴亀」なども、人間ではない生き物ですら地に伏させる・・・
凄いですよね!!!
如何でしたでしょうか!?私自身が自称フィーリング能楽師と言っていまして、話の
内容もそんな感じで大雑把に吸収しています為、文章もそれなりに、そんな感じに
なってしまいます。これは絶対おかしい!!!とお怒りの方がいらっしゃいましたら
コメントなどに入れていただけたらと思います。勉強させていただきますm(_ _)m
今回の第12回河口湖ろうそく能は、1部にて京都の幸流小鼓方の曽和尚靖氏を講師に
お囃子方側からの見解にて「音の効果」と題してレクチャーしていただきます。
先にも書きましたが、私達シテ方は歩み方、謡い方などでいろんな状況を表しますのに
際し、お囃子方の表現方法などをお話していただきます。
2部にて、ろうそくに燈が灯り、父の仕舞「羽衣」山本則秀・山本則孝両氏のお狂言
「寝音曲」そして私がシテ おワキ宝生流ワキ方 殿田謙吉氏 ツレに後輩の山中ガ晶
ワキツレに謙吉先輩の後輩 則久英志氏 間狂言が2役あり、中入りの早打に 山本則重氏
後のワキ従者に 山本泰太郎氏 笛 杉信太朗氏 小 曽和尚靖氏 大 安福光雄氏
地謡に山崎正道氏 小田切康陽氏 鷹尾章弘氏 次の日武田神社薪能にてお役のある
観世九皐会の佐久間二郎氏 松山隆之 川口晃平にて能「鉢木」をさせていただきます。
よろしくお願い申しあげます!
さーて写真が一枚もなくなんか寂しいので、先日 山梨の能号外2用に山本則重君と撮った写真が
ありますのでそれを載せます。
2では、8月にある富士吉田浅間神社薪能と石和薪能をピックアップいたします。来月には出来上がると
思います!
by kakutou-noh-actor
| 2010-05-03 17:34
| 演能後に思うこと…と