後編です!!!
一畳台の上での楽は、面を付けて柱の見える感覚から今自分が台のどの位置にいるかを
何度もチェックしました。一畳でも舞える!ということを、お弟子さん達にはお稽古の時に
こう教えています。本舞台の場所を基準にして・・・
鏡板
常座 大小前 笛座
(シテ柱)
ワキ正 正中 地謡前
角 正中先 ワキ座
正
この9つの区分に分けて、それを一畳の大きさに縮小する。これをすれば狭い場所でもこの
9つを当てはめれば稽古は出来る!!!という事です。
本題に戻りますが、「楽」の中で空折という箇所にて台から片足を落とし、また直ぐに台に上がるところ。
左足を落とす瞬間に右手にて柱をつかみ、すぐ左足を台に上げ右足を上げる。右足をおろし頭を振る
「危なかった・・・ふー」みたいな感じでしょうか!?!?
そして台を降りて本舞台にて残りの楽の舞を舞います。そして仕舞の部分!
夢から醒めるところです。季節が目まぐるしく変わります。
「日はまた出でて。明けくなりて、夜かと思えば、昼になり、昼かと思えば、月まださやけし、春の花咲けば
紅葉も色濃く、夏かと思えば、雪も振りて」
写真で台に右足を台の上に乗せ角の方を見ている型。大小前からはすに台へ行き、そこから角へ向き少し
出て勇扇を仕乍台へたらたらと下がり本来は台の手前ですっと止め腰掛ける型なのですが、先生より「そこは
右足だけかけなさい!」と教えていただき、チャレンジ!しかし面を付けている為、ぜんぜん感覚がわからず、
しかも勢いのある場面でありますから、ゆっくり動くことも出来ない。その上先生のなさっているビデオを見て、
先生はすっと台の手前で止まってすっと腰を掛けられている(>_<)自分の不器用さを恨む!!!これも面を
付けて何度も稽古!!!4足出て4足下がれば丁度いい!でも気も入っているし盛り上がり度も・・・
本番は少しぎこちない感はありましたがなんとか(。・_・。)ノ
その後常座・角のラインに座っている子方・ワキツレの方々が切戸へすっと退場!
で
台へさーっと走り込み即座に寝る型。テンポ的には上手くいきましたが、立てている側の足の収まりが今ひとつ
・・・
これで元の邯鄲の里の寝床に場面転換!
女主人が「粟飯が出来ましたよ!!!」と起こしに来る。床を扇にて叩かれ・・・
呆然と寝ぼけた感じ。しかし最初の夢に入っておワキに起こされた箇所とは違い、今度は少し間を置き、すっと
起き上がる。ぼーっと角の上を見、ゆっくりと謡う。
「盧生は夢醒めて」
この場面の前は勢いの有る型で台に飛び込むように寝るので、息が上がらぬ様に仕、何事も無かったように
呆然と謡い出さなければいけない箇所なのですが、まだまだ未熟(>_<。)どっかしらに無駄な力が入って舞っている
感があり、息が切れて肩で息をしてしまった・・・ここも反省点!!!
この邯鄲の枕のお蔭で悟りを開いた盧生は台より降り、もう一度邯鄲の枕に向き座り深々とお辞儀をして晴れ晴れと
した気持ちで帰って行きます。
全体的には自分には珍しく自分の思った様に動く事の出来たお能でした(まだまだまだまだですがね!!!)。
ここで反省した点は、この曲を演ずる為の反省ではなく、お能の全ての曲を演ずる上での反省点です。
またまたとても勉強になった曲をさせていただきました。
来年の鸞の会は10月22日土曜日 国立能楽堂
私は能「八島 弓流」これまた大曲をさせていただきます。この主役は源九郎義経!子方の頃よく船弁慶の子方
役で義経をさせていただき、その頃から義経に対する気持ちが大きくあり、今回この曲を頂いた時はほんとに嬉しかった
んですヽ(`◇´)/
父は「誓願寺」 井上和幸「一角仙人」の3番でございます。よろしくお願いいたします(。・_・。)ノ
一畳台の上での楽は、面を付けて柱の見える感覚から今自分が台のどの位置にいるかを
何度もチェックしました。一畳でも舞える!ということを、お弟子さん達にはお稽古の時に
こう教えています。本舞台の場所を基準にして・・・
鏡板
常座 大小前 笛座
(シテ柱)
ワキ正 正中 地謡前
角 正中先 ワキ座
正
この9つの区分に分けて、それを一畳の大きさに縮小する。これをすれば狭い場所でもこの
9つを当てはめれば稽古は出来る!!!という事です。
本題に戻りますが、「楽」の中で空折という箇所にて台から片足を落とし、また直ぐに台に上がるところ。
左足を落とす瞬間に右手にて柱をつかみ、すぐ左足を台に上げ右足を上げる。右足をおろし頭を振る
「危なかった・・・ふー」みたいな感じでしょうか!?!?
そして台を降りて本舞台にて残りの楽の舞を舞います。そして仕舞の部分!
夢から醒めるところです。季節が目まぐるしく変わります。
「日はまた出でて。明けくなりて、夜かと思えば、昼になり、昼かと思えば、月まださやけし、春の花咲けば
紅葉も色濃く、夏かと思えば、雪も振りて」
写真で台に右足を台の上に乗せ角の方を見ている型。大小前からはすに台へ行き、そこから角へ向き少し
出て勇扇を仕乍台へたらたらと下がり本来は台の手前ですっと止め腰掛ける型なのですが、先生より「そこは
右足だけかけなさい!」と教えていただき、チャレンジ!しかし面を付けている為、ぜんぜん感覚がわからず、
しかも勢いのある場面でありますから、ゆっくり動くことも出来ない。その上先生のなさっているビデオを見て、
先生はすっと台の手前で止まってすっと腰を掛けられている(>_<)自分の不器用さを恨む!!!これも面を
付けて何度も稽古!!!4足出て4足下がれば丁度いい!でも気も入っているし盛り上がり度も・・・
本番は少しぎこちない感はありましたがなんとか(。・_・。)ノ
その後常座・角のラインに座っている子方・ワキツレの方々が切戸へすっと退場!
で
台へさーっと走り込み即座に寝る型。テンポ的には上手くいきましたが、立てている側の足の収まりが今ひとつ
・・・
これで元の邯鄲の里の寝床に場面転換!
女主人が「粟飯が出来ましたよ!!!」と起こしに来る。床を扇にて叩かれ・・・
呆然と寝ぼけた感じ。しかし最初の夢に入っておワキに起こされた箇所とは違い、今度は少し間を置き、すっと
起き上がる。ぼーっと角の上を見、ゆっくりと謡う。
「盧生は夢醒めて」
この場面の前は勢いの有る型で台に飛び込むように寝るので、息が上がらぬ様に仕、何事も無かったように
呆然と謡い出さなければいけない箇所なのですが、まだまだ未熟(>_<。)どっかしらに無駄な力が入って舞っている
感があり、息が切れて肩で息をしてしまった・・・ここも反省点!!!
この邯鄲の枕のお蔭で悟りを開いた盧生は台より降り、もう一度邯鄲の枕に向き座り深々とお辞儀をして晴れ晴れと
した気持ちで帰って行きます。
全体的には自分には珍しく自分の思った様に動く事の出来たお能でした(まだまだまだまだですがね!!!)。
ここで反省した点は、この曲を演ずる為の反省ではなく、お能の全ての曲を演ずる上での反省点です。
またまたとても勉強になった曲をさせていただきました。
来年の鸞の会は10月22日土曜日 国立能楽堂
私は能「八島 弓流」これまた大曲をさせていただきます。この主役は源九郎義経!子方の頃よく船弁慶の子方
役で義経をさせていただき、その頃から義経に対する気持ちが大きくあり、今回この曲を頂いた時はほんとに嬉しかった
んですヽ(`◇´)/
父は「誓願寺」 井上和幸「一角仙人」の3番でございます。よろしくお願いいたします(。・_・。)ノ
by kakutou-noh-actor
| 2010-11-21 21:27
| 演能後に思うこと…と